短時間で論文を書くために必要な資料の集め方

卒業論文や懸賞論文など、論文を書くときには必ず参考・引用文献が必要になります。

資料探しには時間を必要とし、文章を書いていると新たに資料が必要になることもあります。

最初から、必要な資料をできるだけ多く手元に集めると、資料を探す時間を短縮できます。また、最初に思い描いた構成で書くこともできます。

この記事では、短時間で論文を書くために必要な「資料」をできるだけお金をかけずに集める方法について説明します。

論文を書くためには、参考・引用文献は何冊必要なのか?

論文の参考・引用文献として「何冊以上が必要である」という決まりはありません。

しかし、論文の信憑性を高めるために、書くテーマにもよりますが、社会科学の論文(20000字)であれば20冊以上は必要になると思います。

20冊すべてが本の必要はありません。論文、専門誌(雑誌)、ネットからの参考・引用文献を含めての数です。

本を購入する

論文のテーマを選ぶときに「参考になった本」「論文を書くにあたって軸になると思われる参考文献」は購入することをおすすめします。

文章を書いているときに、何回も読み直すことになりますので手元にあった方がいいです。

1か月程度で書ける論文であれば、購入する必要はないと思いますが、質の高い論文を書こうとすると3か月、半年と時間を要します。その期間、本を図書館から借り続けることは難しいので、思いきって購入してしまった方がいいです。

引用文献に関しては、一部引用するだけなので購入する必要はないです。図書館で本を借りて必要な部分のみをコピーしましょう。

新品を買う必要はない

購入する本が新品である必要はありません。

書いている内容がさほど変わらなければ、1,2版ほど古い本でも大丈夫です。

例えば

日本とイギリスの議会について比較した論文を書くときに、本当の意味で最新の研究をするためには、イギリスで出版されている洋書を読む必要があります。

学会報告、専門誌へ投稿、博士論文を書くのであれば、最新の研究について知る必要があるでしょう。しかし、卒業論文、懸賞論文、社会人(研究者ではない)の論文投稿では、そこまで最新の研究内容を把握して書くことは求められていません。

ヤフオク、メルカリ、ブックオフ、古本屋などをうまく利用して本を購入しましょう。

選ぶ本にもよりますが、1万円あれば3~6冊ほど購入することができます。

注意
論文のテーマによっては、最新の版を購入する必要があります。

図書館で本を借りる

大学の図書館

大学に通っている人は、大学の図書館で5~10冊程度の本を借りことができます。

注意すべきことは、卒業論文を提出する2か月前になると、本を借りれなくなる場合もありますので、「図書館の利用方法について」知っておきましょう。

都道府県の図書館

都道府県により図書館の利用方法が異なります。

本を借りれる地域もありますが、借りれない地域もあります。

ホームページで利用方法についてを確認してみてください。

市区町村の図書館

市区町村の図書館では、5~10冊程度の本を借りることができます。

本を借りるために必要な図書カード発行に、1~2週間ほど必要な地域もありますので、論文を書く前に図書カードを用意しましょう。

小説に比べると専門書の利用者は少ないため、ネットで貸し出しの延長などもしやすいです。地域によっては最長14~30日借りることができます。

図書館に借りたい本がないとき

図書館では、図書館に置いてもらいたい本をリクエストできます。

実際に借りれるようになるまでには、申請してから1~3か月程度必要なので、早めに申請しましょう。

また、各自治体の財政状況によっては購入してもらえないこともあります。できるだけリクエストするときに「なぜその本が必要か」詳しく書きましょう。

洋書の購入方法

大学院への進学や国際政治学で地域研究をするときに、洋書が必要になるときもあります。

最近、地域の図書館でも洋書を取り扱っていますが、小説が多く、なかなか専門書は置いていません。

大学の図書館でも貸し出し禁止の場合が多いので、そのときは紀伊国屋書店やジュンク堂書店などで本を取り寄せましょう。

国立図書館を利用

国立図書館は、本の貸し出しは行っていませんが、日本で出版された本や雑誌がすべて保存されています。

入手困難である本や雑誌を見たい、コピーしたなどの場合は、国立図書館を利用しましょう。

一般の図書館とは異なり利用方法がだいぶ異なるため、必ずホームページの「来館される方へ」の項目を読んでください

論文の集め方

論文を探したいときや読みたいときには、CiNii(サイニー)を利用しましょう。

  • 論文、図書・雑誌や博士論文などの学術情報で検索できるデータベース・サービスです。
  • 学協会刊行物・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引データベースなどの学術論文情報を検索できます。
  • 国内の大学および独立行政法人大学評価・学位授与機構が授与した博士論文の情報を検索できます。

どこに論文が所蔵されているかを調べることができます。大学の図書館であれば、論文をコピーして取り寄せることも可能です。

すべての論文を読むことはできません。

研究者や学者の中には、都合のいいように論文を引用されるのを避けるため、ネットでの公開をしていません。

タブレットの利用

論文を読むためだけに、タブレットを購入する必要はありませんが、タブレットを利用することで論文を書くスピードは上がります。

パソコンを利用して論文を読むのは疲れるため、大学に在籍していたときには、4年間で何枚までは無料で印刷できるため、印刷して読んでいました。

※資源のことを考え大学3年生からはタブレットで読んでいました。

しかし、社会人になると無料で印刷できなくなります。家でプリンターを購入して印刷する方法もありますが、個人的にはタブレット購入したほうがいいように思えます。

まとめ

本の購入 3~6冊
大学の図書館 5~10冊
都道府県の図書館 0~10冊
市区町村の図書館 5~10冊
論文 ネット掲載されていれば何本でも

学生であれば13~36冊、社会人であれば8~26冊の本を集めることができ、ネットに掲載されている論文であれば、何本でも読むことができます。

せっかく論文を書くのですから、手元にできるだけ多くの資料を集め、短時間で信憑性の高い論文を書きましょう。